音の伝わり方

防音賃貸や楽器可物件に限らず、すべての住宅の音は空気圧の振動です。そのため、空気圧の振動を絶対的な力で止めてしまえば音は聞こえなくなります。鉛や鉄、コンクリート、ゴムなどの比重の重いものは文字通り音を遮る物です。しかし、コンクリートやガラスなどは水や空気を通さないのに、音はやすやすと通してしまいます。これは重量が足りずに空気圧がコンクリートやガラスを振動させているからです。スピーカーのコーン紙のような働きをしていると言えるでしょう。

音を防ぐ方法に吸音と呼ばれる方法があります。布団をかぶって大声で叫んでみても、周囲の人にはやっと聞き取れる程度の恩寵になっていることでしょう。他にも、マスクをして喋っているときは、普段と同じように喋っているのになにか言葉の端々が聞き取りづらいというようなことになることがあると思います。これらの音は何処に消えてしまったのでしょうか。音は線維のような物の中に入ると聞こえにくくなってしまいます。これは繊維と繊維が音によって激しく振動して摩擦を発生させます。そうすると音のエネルギーが摩擦によって熱エネルギーに変換されてしまうのです。これは特に高い音で顕著に合わられる傾向があります。このように音がものに吸い取られてしまうことを「吸音」とよびます。

吸音とは対称的に空気以上に建材などが音を伝えてしまうことがあります。一般に伝声音と呼ばれるもので、糸電話の糸によって伝えられる音が代表例です。賃貸住宅ではこれに対する対策が取られているため、あまり影響は見られませんが、意識しておくに越したことはないでしょう。