机の置き方と反響

収録に使用するミニターやパソコン、スピーカーなどなど様々な機材を設置するために自宅で録音するための机を置く時にその向きに気を使えば部屋の反響を抑えることができます。壁からの反響を最も受けにくい場所は部屋のど真ん中です。しかし、部屋の間取りや広さの問題で机を真ん中に置くことは難しい場合にはどうすればよいのでしょうか。部屋の角や壁際に机を置いて収録スペースを作ると部屋のスペースを有効に使うことができるでしょう。しかし、部屋の端では壁からの反響音が大きく収録に悪影響を与えてしまいます。これを解決するのが吸音と拡散です。天井や壁からの反響音は天井や壁に近いほど大きくなりますから、机やマイクから近い場所を重点的に対策を行うことで効果的に吸音や拡散を行うことができるでしょう。

部屋の角に収録スペースを設置した場合には、家具などの配置にもよりますがもっとも反響しやすい配置と言えるでしょう。しかし、しっかりと吸音や拡散を実施すれば十分にスペースが確保できるため普段の生活に及ぼす支障が最も小さいと言えるかもしれません。

部屋の壁に向かって机を設置するときには、音の反響が大きくなる傾向にあります。その時、向かった壁の周辺とその反対側の壁の吸音と拡散を重点的に行うと効果的に対策ができることでしょう。

どちらの場合にもいくら吸音をしたとしても、特に低音域の響きを完全に封じ込めることは非常に困難でしょう。特に壁の近くではより困難になってしまいます。しかし、自宅での録音の場合には非常に大きな音を出すことは少ないでしょう。そのため、現実的に可能な対策をしっかりと行うだけでもほとんど判断できない程度まで影響を抑えることができるでしょう。